暮らしの知恵

山手線に快速がないのは何故本当の理由は?

山手線を利用している方であれば、一度や二度、快速があったらいいのにと思ったことがあるのではないでしょうか。山手線以外の線に目を向けると、総武線快速というのは、横須賀線カラーの快速がありますし、中央線であれば、めちゃくちゃ速くて混雑する特別快速なんてもの走っています。

ちなみに、田端から品川までを山手線と並行して走っている京浜東北線も1988年(昭和63年)3月13日のダイヤ改正から、日中のみの快速運転を行っています。

この、日中のみというのがなかなかくせ者で、気をつけないと、時間によっては降りたい駅で降りられないといった事態になってしまうので、よくよく注意が必要です。

京浜東北線の快速は、田端方面から乗ると、西日暮里と日暮里、鶯谷を通過して上野に停車します。

次の御徒町は通過(土曜・休日ダイヤ時は停車)し、秋葉原、神田、東京と続けて停車した後、以降の有楽町、新橋には停まりません。次の浜松町駅の扱いは東京モノレールとの関連が深く、

2002年(平成14年)に東京モノレールがJR東日本グループに入ったのと同時に東京モノレールとの乗換駅として、京浜東北線の快速が停車するようになりました。

まあ、こう見てくると、この区間の京浜東北線は、山手線と同一ホーム上に乗り入れているためいわば、山手線の快速の役割を果たしているとも言うことができます。

 

これ以外の区間でも、大崎から池袋の間では、埼京線や湘南新宿ラインが山手線と同じルートで恵比寿、渋谷、新宿と停車駅を絞り込んで走っているため、やはり山手線の快速のような役割を果たしているとも言うことができます。ただし、ホームは向かい側ではなく、全然違うところまで乗り換えにいかないと行けない場合があるので、微妙なところではあります。

山手線に快速を走らせた場合のメリット

実は鉄道会社の立場から考えると、快速運転を実施したほうが経費は削減できるはずなんです。というのも、電車は家電製品と一緒で、起動するときに最も電力を消費し、いったん高速走行に移れば慣性で動くので、それほど電力を消費しないものなんです。

同じ距離を走行するものであっても、あまり多くの駅には停まらずに走り続けたほうが消費電力が少なくて済み、経済的ということができます。ただし、これは、ある程度の距離、所要時間がかかる場合の話。山手線の場合、

快速の通過待ちができる駅がほとんどなく、ダイヤをどのように工夫しても、大幅な時間短縮ができない。こういったところが、山手線に快速運転が開始されない大きな理由なのでしょう。

山手線に快速を走らせた場合のデメリットについて

おそらく、メリットより、こっちのデッメリットの方が目立ってしまうでしょう。まず、快速の通過待ちによって、通過駅で各駅停車に乗る人の待ち時間が必要になり、目的地までの所要時間は、かえって長くなってしまうことが予想されます。

そして、ラッシュ時には、特にホーム上に大後の乗客が溜まった状態になっていまし、混雑が悪化してしまう。それにともなって、到着した列車の乗り降りに返って時間がかかり遅延の原因になってしまう可能性が高い。

それから、これも、大きな問題と思いますが、山手線は、世界でも最高の過密ダイヤと言われ、ここに快速運転を実施するとダイヤがより一層複雑になり、小さなトラブルが発生した際に復旧がこれまで以上にかかってしまうという問題が発生するでしょう。

確かに、複数路線が乗り入れている路線や、快速運転を実施している路線はトラブル発生時の復旧により時間が掛かる傾向にあり、過密ダイヤの山手線に快速運転の実施は難しいと考えられる。

当然、ダイヤ面以外にも、路線の移設はホーム等の増強も必要になってくると快速運転は見合わせたほうが良いのだろうというのは、よく分かることです。

そんなわけで、山手線に快速が運転されるということは、当面ないはずなので、どんなに急ぎの時でも、諦めて、各駅停車でいきましょう。

-暮らしの知恵

© 2020 これちょっと気になる Powered by AFFINGER5