なかなか偏食が多い我が家の子供たち…。
コンソメ味の野菜スープだけは割と飲んでくれるので、ここぞとばかりに野菜を入れてよく作っています。
そして日持ちのことはあまり考えず、多めに作っては「次の日のお昼に食べよう!」とそのまま鍋に入れて残していました。
…が!、大きなまちがいでした!
そんなときは、「冷蔵庫」に保存しなければダメでした!
今回は、野菜スープは冷蔵庫でどれくらい日持ちするのか?から始まり、常温保存や冷凍保存の日持ちの目安や、また正しい保存の仕方…などなど、知っていれば役立つ情報をたくさんお届けします!
常温保存の甘い考えを見直さなければいけませんよ!
ぜひ最後までご覧ください!
これなんかは、非常食にもなっている野菜スープなので、保存期間は長めですよね。
Contents
野菜スープの日持ちは冷蔵庫でどれくらい?常温や冷凍保存では?
冷蔵庫で保存した場合、日持ちするのは約3日前後です。意外と短いですよね。
入れる具材や味付け、保存の仕方、調理環境、気温などによって多少違いますが、だいたい3日前後だと思ってください。
ちなみに常温だと「夏」なら保存はまず無理と思ってもらっていいと思います。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]冬場なら、常温保存でも大丈夫じゃないの?[/st-minihukidashi]
とんでもないです!
冬でも寒~い部屋でずっと過ごすならいいのですが、たいていは暖房などを使って暖かい部屋の中に野菜スープを放置することになるのではないでしょうか?
常温でそのまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなるので、残った野菜スープは必ず冷蔵庫に保存しましょう。
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[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#F48FB1″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]野菜スープの日持ちの目安[/st-minihukidashi]
- 常温保存 約2時間ほど
- 冷蔵保存 約3日ほど
- 冷凍保存 約1ヵ月ほど
[/st-mybox]
野菜スープは正しい保存の仕方によってこれくらいの日持ちができます。
野菜スープの正しい保存の仕方について
では、野菜スープをなるべく長く日持ちするためにどうするべきか見ていきましょう!意外と奥が深いですよ。
野菜スープの正しい保存の仕方は?
野菜スープを日持ちさせたいなら、急速に冷やすことが大切です!食中毒菌が増える温度を避けるためです。
野菜スープは、加熱を止めてから冷めるまでの「中途半端な温度の時間」が特に痛みやすいので、なかなか冷めないときには、鍋ごと氷水につけたり、保冷剤を活用したりして一気に冷やすのがおすすめです。
※急速冷凍機能がある冷蔵庫ならぜひ活用してください!
そして、食べる量を取り分け、粗熱が取れしだい冷蔵庫に入れます。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”200″]
- 必ずしっかり冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
まだ熱がある状態で冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫全体の温度が上昇し、他の食材に影響を与えてしまうからです。 - 冷凍保存する場合、スープは凍ると膨張するので、容器ぎりぎりまで入れないで【8割】くらいにしておきましょう。
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野菜スープを保存する容器はどんなものがいい?
野菜スープを保存する際、その保存容器を適当に選ぶと使い勝手が悪く、結局不便になってしまうかもしれません。
野菜スープ用の保存容器を選ぶ際は、
[st-cmemo fontawesome=”fa-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]
- しっかり密閉できる容器かどうか
- 電子レンジに対応している容器かどうか
[/st-cmemo]
…を必ず確認しましょう!
密閉性が低い容器だと野菜スープがこぼれてしまう可能性があります。
こぼれるのを防ぎたいときは、パッキンやバルブが付いている密閉性の高い保存容器がおすすめです。
密閉性が高い保存容器なら液漏れを防止できるので、安心して野菜スープを保存できますね。
電子レンジ加熱に対応している保存容器を選べば、時間がないとき冷蔵庫から取り出してそのまま電子レンジで温めて食べられます。
耐熱ガラス製などなら、見た目もきれいなので、温めた保存容器をそのまま食卓に出せて便利です。
ちなみに色やにおいが強い野菜スープの場合は、色移り・におい移りを避けるために、保存容器にラップを敷いて保存すると良いですよ。
また、保存容器がないときはジッパー袋を使用しても良いでしょう。
その場合は空気をしっかり抜くように心がけ(空気が入ると味が落ちやすいです)、できれば金属バットにのせて保存するとより安心です。
おすすめの保存容器5選
野菜スープを日持ちするためのおすすめの保存容器を5つご紹介します。
【iwaki】パック&レンジ グリーン(200ml~)
引用 iwaki 公式
大ヒットセラー!
シンプルだからこそ使いやすく、生活シーンになじみ長く使えます。フタをしたまま冷凍・電子レンジOKで、におい移りやヌルヌルが気になりません。
【iwaki】密閉パック&レンジ(110ml~)
引用 iwaki公式
バルブでらくらく開閉!パッキンとフタは一体なので、洗う時に外す必要はありません。フタをしたまま冷凍・電子レンジOKで、におい移りやヌルヌルが気になりません。
【ziploc】スクリューロック
密閉性が高く、液体や湿気を嫌う食品の保存に便利です。容器を重ねられるので、冷蔵庫・冷凍庫のスペースを有効活用できます。
【ziploc】フリーザーバッグ
冷凍保存から電子レンジ解凍まで使えます。内側から開きにくい密封ジッパーで液漏れが不安なスープも安心です。
【stasher】ボウル3点セット(SS、S、M)
引用 stasher公式
100%プラスチックフリーのシリコーン製保存容器。口が大きいので出し入れや洗浄がしやすく、スープ等、液体を注ぐのに便利な注ぎ口が両端についています。
野菜スープを温め直すやり方
冷蔵保存している野菜スープは電子レンジで食べる分だけを温めるようにしましょう。
もちろん再度鍋で温めてもいいですが、食べる分だけ温めた方が食中毒防止には効果的です。
冷凍保存している野菜スープを解凍する際は少し注意が必要です。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”200″]解凍する時はしっかり中まで火を通し、雑菌の繁殖を抑えましょう。[/st-cmemo]
スープを解凍する時は、電子レンジではなく鍋でしっかり加熱すると、野菜スープの具材も雑菌が繁殖する温度を避けられます。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]75℃で1分以上加熱すると効果的です![/st-minihukidashi]
スープは高温で煮過ぎると具材が崩れる可能性があるので、沸騰させない程度に温めるのがコツです!
前日に冷蔵庫に移動したり、常温や流水で自然解凍させてから、鍋で温めるのがおすすめですが、今すぐ食べたい時は、そのまま鍋でかき混ぜながらじっくり加熱すれば均一に火が入りおいしく食べれます。
野菜スープを正しく保存しないと食中毒に注意!
加熱後の野菜スープを常温保存すると、ウェルシュ菌・ボツリヌス菌により食中毒を起こす危険があります。
それぞれの菌について詳しく見てみましょう。
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#87ceeb” bordercolor=”” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″ myclass=””]ウェルシュ菌[/st-marumozi]
ウェルシュ菌の特徴
(前略)この細菌は熱に強い芽胞を作るため、高温でも死滅せず、生き残ります。
(中略)また、食品の中心部は酸素の無い状態になり、嫌気性菌のウエルシュ菌にとって好ましい状態になるため、食品の温度が発育に適した温度まで下がると発芽して急速に増殖を始めます。食品の中で大量に増殖したウエルシュ菌が食べ物とともに胃を通過し、小腸内で増殖して、菌が芽胞型に移行する際にエンテロトキシン(毒素)が産生され、その毒素の作用で下痢などの症状が起きます。(後略)どんな症状か?
潜伏時間は約6~18時間です(平均10時間)。腹痛、下痢が主で、特に下腹部がはることが多く、症状としては軽いほうです。
引用 東京都福祉保健局
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#87ceeb” bordercolor=”” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″ myclass=””]ポツリヌス菌[/st-marumozi]
ポツリヌス症とは
(前略)ボツリヌス食中毒では、ボツリヌス毒素が産生された食品を摂取後、8時間~36時間で、吐き気、おう吐や視力障害、言語障害、えん下困難 (物を飲み込みづらくなる。)などの神経症状が現れるのが特徴で、重症例では呼吸麻痺により死亡します。(後略)
予防のポイント
(前略)ボツリヌス菌は熱に強い芽胞を作るため、120℃4分間以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。(中略) 保存は、3℃未満で冷蔵又はマイナス18℃以下で冷凍しましょう。
食中毒症状の直接の原因であるボツリヌス毒素は、80℃30分間(100℃なら数分以上)の加熱で失活するので、食べる直前に十分に加熱すると効果的です。(後略)
引用 東京都福祉保健局
ウェルシュ菌・ボツリヌス菌は酸素が無い状態を好みます。そのため、とろみをつけたスープは特に注意です。
これらの食中毒菌は保存の仕方に問題があると増殖しやすいので、正しい保存方法を徹底しましょう。
野菜スープの腐りやすい具材と腐った時の見分け方
野菜スープに入れる具材の中にも「腐りやすい」具材があります。
日持ちを考えるのであれば、できれば腐りやすい具材は何かをよく知った上で野菜スープを作ることも大切です。
また、日持ちする期間をこれまで紹介してきましたが、気づかないうちにまちがった保存の仕方をしていたり、何か原因があって、腐ってしまうこともあります。
野菜スープの腐りやすい具材と腐った時の見分け方について詳しく見ていきましょう。
野菜スープの腐りやすい具材
タンパク質を含む具材や炭水化物(でんぷん)の具材は腐りやすく、野菜スープが早く傷んでしまう可能性があります。
[st-div class=”” margin=”0 0 15px 0″ padding=”0 0 0 0″ add_style=””][st-minihukidashi fontawesome=”e” fontsize=”” fontweight=”bold” bgcolor=”#87ceeb” color=”” margin=”0″ radius=”5″ position=”” add_boxstyle=””]腐りやすい具材[/st-minihukidashi][/st-div][st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”” bordercolor=”#87ceeb” bgcolor=”” borderwidth=”5″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”0 0 25px 0″]
- 牛乳
- 豆乳
- 肉類(ウインナー、ベーコンなど)
- 魚類
- いも類(じゃがいも、さつまいもなど)
[/st-mybox]
よく使う具材ばかりですね。
野菜だけでスープを作る方が日持ちを考える上では好都合ですが、「味」を考えると…。
これらの具材を使うときは、正しい保存の仕方で、なるべく早めに食べきりましょう。
野菜スープの腐った時の見分け方
では、野菜スープが腐った時の見分け方をお伝えします。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#87ceeb” bordercolor=”” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″ myclass=””]見た目[/st-marumozi]
粘り気のある膜がスープに生じていたり、入れたはずのないものが浮いている。
カビが生えている。
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#87ceeb” bordercolor=”” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″ myclass=””]におい[/st-marumozi]
酸っぱいにおいがする。
果物が熟したような芳醇なにおいがする。
明らかに不快なにおいがする。
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#87ceeb” bordercolor=”” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″ myclass=””]味覚[/st-marumozi]
平常とは異なる酸味、苦味を感じる。
においはないが、まったく風味を感じないという場合も劣化しているかも。
[/st-mybox]
上記のサインが出ていたら、日持ちの目安期間内であっても要注意です。
特に「つい常温で放置してしまった!」ときは、短時間だとしても異変がないか必ず確認するようにしましょう。
野菜スープを日持ちさせるなら冷凍保存が一番!
結局のところ、野菜スープを日持ちさせたいのであれば、冷蔵庫に冷蔵保存よりも冷凍保存が一番です!
でも、冷凍保存に向いている具材と向かない具材があります。
冷凍保存に向かない具材
基本的にはどんなスープも冷凍できるのですが、大きくカットした「じゃがいも」や「豆腐」、「こんにゃく」などは、冷凍すると食感が変わってしまいます。
「キャベツ」や「もやし」などの水分の多い野菜も、一度冷凍し解凍すると、元のシャキシャキ感は戻りません。
野菜スープをおいしく食べるためにも、冷凍に向かない具材は取り除いてから冷凍しましょう。
冷凍保存に向いているスープ
つぶす・取り除く・刻むなどの対策をすると冷凍、解凍後も美味しく食べれます。
大きくカットしたじゃがいもは向きませんが、つぶすことで冷凍しても食感を損なわないので、ビシソワーズなどは冷凍保存に向いています。かぼちゃのポタージュも向いています。
ミネストローネのようなスープも細かく刻んだ野菜を使うと、冷凍保存してもそこまで味を損ねませんよ。
野菜スープは冷蔵庫でどれくらい日持ちする?常温や冷凍保存では!?のまとめ
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[st-marumozi-big fontawesome=”” bgcolor=”#F48FB1″ bordercolor=”” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 10px 0″ myclass=””]まとめ[/st-marumozi-big]
- 野菜スープの日持ちの目安は、常温保存で【約2時間】、冷蔵保存で【約3日ほど】、冷凍保存で【約1ヵ月ほど】である。
- 野菜スープを日持ちさせたいなら、急速に冷やすことが大切。
- 野菜スープ用の保存容器はしっかり密閉できる、電子レンジに対応している容器を選ぶこと。
- 加熱後の野菜スープを常温保存すると、ウェルシュ菌・ボツリヌス菌により食中毒を起こす危険がある。
- 野菜スープの腐りやすい具材は牛乳、豆乳、肉類、魚類、いも類である。
- 野菜スープが腐っていないかを判断するには「見た目」「におい」「味」で確認。
- 冷凍保存に向く、向かない具材がある。
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いかがでしたか?寒くなる季節でも野菜スープは常温保存はやめて、必ず冷蔵保存するようにしましょう。
ちょっとした甘い考えで食中毒を起こすことになったら大変です。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]我が家のかわいい子供たちのためにも私もしっかり正しい保存の仕方を心がけます![/st-minihukidashi]
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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