「由良のウニ」をご存じですか?
ウニと言えば、北海道・三陸・越前を思い浮かべる方も多いと思います。
実は、グルメ通の間では「由良のウニ」が日本一おいしいと言われているんです。
イベント用に豪華な食事を用意したくても、料理が苦手な方はお取り寄せを利用すれば失敗の心配がありません。
お祝い事や、たまの贅沢にぴったりな、外食以外でもグルメを楽しみたい方必見。
今回は、そんな「由良のウニ」をご自宅で楽しめる通販サイトや、旬をご紹介します!
Contents
由良のウニ旬はいつ?
・赤ウニは7月~9月が旬
・黒ウニは春が旬
赤ウニは毎年7月の始めに漁が解禁され、獲れる時期が短いこともあり、黒ウニよりも高い価格で取引されます。
黒ウニは10月~6月に獲れますが、旬は春です。
私たちが食べる「ウニ」は、体のどの部分を食べているかご存じですか?
実は、「ウニ」として食べているのは生殖巣!
オスメスで違いはありますが、専門家レベルでないと違いはわからないようです。
ウニには産卵時期が決まっていて、卵や精巣を作らない時期は栄養を貯めるので、栄養細胞が大きくなります。
産卵に向けて生殖細胞を増やして、貯めていた栄養細胞を使っていくので、栄養細胞が多い時期がウニの「旬」となります。
そのため、産卵時期の前後は旬ではなく、卵や精子が流れ出てしまうため、身が溶けて苦味が強くなってしまいます。
ウニの「旬」は産卵に向けた準備期間だったということですね!
由良のウニは淡路島産?
「由良のウニ」を初めて聞いた方は、そもそもどこなの?と思いますよね。
由良は、淡路島にある由良港のことを指します。
淡路島の由良近海では、アワビ・真鯛・ハモなどの海産物が有名で淡路島というだけで、海鮮を思い浮かべる方がいるほどです。
「由良のウニ」が日本一を言われる理由は?
実は、ウニは昆布を主食とします。
その他には、魚の死骸や川から流れてきた落ち葉を食べている雑食の生き物です。
主食となる昆布が良質だと、ウニもおいしくなります。
海産物が有名な地域は日本にはたくさんありますが、淡路島の特徴は「潮の干潮差」。
強い潮の流れができることで、植物プランクトン(昆布などの海藻)が成長しやすい環境にあります。
昆布などの植物プランクトンは、魚の死骸から出るバクテリアを食べているので、海の中に生き物が多いと植物プランクトンは成長しやすくなります。
良質な昆布を食べているため、「由良のウニ」はおいしいと賞賛されているのです。
「由良のウニ」に種類はある?
2種類のウニがあります。
・赤ウニ
・黒ウニ(ムラサキウニ)
特に貴重とされるのは赤ウニです。
黒ウニよりも繊細な赤ウニは、少しでも傷つくと自らトゲを落として死んでしまいます。
取り扱いも難しいため、「幻のウニ」と言われることもあるほどです。
赤ウニは、近隣の市場にもあまり出回りません。
豊洲市場から、東京都内の高級料亭へ届けられることがほとんどです。
由良漁港では、淡路産というだけでウニの浜値は【¥7,000~¥8,000】と言われていて、由良沖で獲れたものは更に高価で浜値が【¥10,000】するとまで言われています。
浜値とは、水揚げされた土地で取引される値段のことで、ここにセリの値段・市場の仲卸の値段・トラックの運賃など、東京にたどり着くまでにどんどん価格は上がっていきます。
おおよその計算をすると、由良沖産、浜値【¥10,000】のウニが東京に着く頃には【¥50,000】くらいの価格で取引されるほどです。
由良のウニはウニ界の中でも特に高級品となります。
由良のウニはどうやって獲っているの?
「由良のウニ」は素潜りで獲られています。
赤ウニは黒ウニよりも水深が深いところにいて、更に岩の下に潜り込んでいるので、ベテランの漁師さんでも獲るのは至難のわざです。
淡路島では、自然保護のためにエアボンベなど道具の使用が禁止されています。
漁師さんは、ウェットスーツに水中眼鏡素潜りすることがほとんどです。
また、ウニの下処理が難しいことも赤ウニが高価な理由ではないでしょうか?
ウニは殻から取り出すとき、手の加え方で鮮度のもちが変わります。
上手な処理がされたウニは1週間ほどもちますが、下手な処理をすると2日ほどで溶けだしてしまいます。
これだけの手間をかけられているから高級品なんだ、と納得できますよね。
由良のウニ旬はいつ?
・赤ウニは7月~9月が旬
・黒ウニは春が旬
赤ウニは毎年7月の始めに漁が解禁され、獲れる時期が短いこともあり、黒ウニよりも高い価格で取引されます。
黒ウニは10月~6月に獲れますが、旬は春です。
私たちが食べる「ウニ」は、体のどの部分を食べているかご存じですか?
実は、「ウニ」として食べているのは生殖巣!
オスメスで違いはありますが、専門家レベルでないと違いはわからないようです。
ウニには産卵時期が決まっていて、卵や精巣を作らない時期は栄養を貯めるので、栄養細胞が大きくなります。
産卵に向けて生殖細胞を増やして、貯めていた栄養細胞を使っていくので、栄養細胞が多い時期がウニの「旬」となります。
そのため、産卵時期の前後は旬ではなく、卵や精子が流れ出てしまうため、身が溶けて苦味が強くなってしまいます。
ウニの「旬」は産卵に向けた準備期間だったということですね!
由良のウニは通販でも買える?
近年外食の機会が減って、食べる楽しみが少なくなってしまった方に是非試してほしいのがお取り寄せです。
実は、「由良のウニ」は通販でも買うことができます!
このあと、おすすめの通販サイトをご紹介しますね。
おすすめの通販サイト
ミョウバン不使用のものをピックアップしてみました。
最近では、ふるさと納税でも「由良のウニ」を頼むこともできます。
【兵庫県洲本市/ふるさと納税】
由良の赤ウニ
https://item.rakuten.co.jp/f282057-sumoto/r-au90/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_109_1_10000237
由良の黒ウニ
https://item.rakuten.co.jp/f282057-sumoto/r-b046/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_109_1_10000237
【通販】
赤ウニ
http://www.awajisima.jp/1_4.html
赤ウニは夏が旬なので、夏休みの思い出にもいいかもしれませんね。
ウニ嫌いの原因はミョウバンであることが多い?
ここまで記事を読んでくださった方はおそらくウニ好きと思いますが、中には「家族にウニ嫌いがいる」という方もいるのではないでしょうか?
ウニ嫌いの原因は、「ミョウバン」という成分であることがあります。
ミョウバンの独特な臭いが嫌だ、ということです。
ミョウバンは、日持ちをさせるために使う成分で、産地からウニを運んでいる間にダメにならないために使われています。
生ものなので、産地から遠ければ遠いほど、ウニが傷むリスクが出てしまいます。
ミョウバンとは、硫酸アカリウムのことで、サツマイモや栗のあく抜き、ナスの漬物の色を鮮やかにするためにもつかわれています。
ウニは質が良くないものほど溶けやすく、このミョウバンを使用していることが多いです。
某回転寿司屋でウニを頼むと、見るからに溶け切ったウニが出てきたことはありませんか?
また、スーパーなどで見かけるウニも溶けてしまっていることが多いのは、ウニそのものの質が原因であることが多いです。
私は、休みの時に市場へ行くのが好きなのですが、市場に並んでいるウニもよく見ると溶け始めていることもあります…
ミョウバンを使っていないウニの方が比較的高価なのは、元々のウニの鮮度と、丁寧に扱う手間がかかっているからなのです。
ウニの下処理はなかなか細かい作業で
- 殻をふたつに割る
- 卵巣や精巣(食べる部分)以外を取り除く
- 卵巣や精巣を取る
- ゴミや不要な臓器を取る
といった作業になります。
これ、文章で見るとなんてことなさそうなんですが、動画を見るとすごく繊細な作業なんです。
ちょっとでも不要なものが残るとジャリジャリするうえ、苦くなってしまうので、丁寧に取り除く必要があります。
ちなみに、1個のウニから取れる量はたったの「5粒」
卵巣や精巣なので、基本的にはどんなに大きくても小さくても数は変わりません。
私は普段、市場でタイなどの白身やみる貝なんかを買って、家で捌くのが好きなのですが、ウニの下処理の動画を見たときは、思わず「うわ~」と言ってしまいました(笑)
タイの鱗は落とすのが大変だ、とか言いますけど、そんなの比じゃないくらい私には難しそうです…
漁師の方が初心者向けに細かく説明している動画があります。
とにかく作業が繊細です(笑)
由良のウニについてのまとめ
・由良のウニは淡路島産
・由良のウニが日本一と言われるのは良質な「昆布」を食べているから
・赤ウニの旬は7月~9月、黒ウニの旬は春
・素潜り漁で獲られている
・「ウニ嫌い」はミョウバンが原因な可能性がある
・由良のウニは通販でも購入できる
今回は、由良のウニについてご紹介しました。
一度お寿司屋さんで食べたことがありますが、大人のウニで日本酒とのコラボが最高にオツでした。
嫌いな食べ物は、鮮度によっても好きになることもあるので、「由良のウニ」でウニ嫌いを克服する方もいるかもしれませんね。
なにより、高価な食べ物ということでテンションが上がるかもしれません。
私も日頃のご褒美に今年は頼んじゃおうかな?(笑)