値上げ、値上げ、値上げ…もう、うんざり。
価格の高騰の動きが広まって、給料は上がらないのに価格ばかり上がる一方…
スーパーに買い物に行ってもお肉の牛肉コーナーはたいていスルー
安い鶏肉や豚肉料理が自然と増えていきます。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]たまには牛肉が食べたーい![/st-minihukidashi]
でも…アメリカ産かぁ。といつも購入を断念していました。
外国産の牛肉って安全なの?
国産牛は高いし…
そんな外国産の牛肉の産地についての疑問などを解決していきます!
Contents
牛肉の産地の決め方知ってる?外国産と国産の表示の疑問
牛肉の産地の決め方って、ご存知ですか?
外国産まれ、日本育ちの牛
日本産まれ、外国育ちの牛
どっちが外国産で、どっちが国産と表示しているかわかりますか?
国産牛=日本で育てられた牛のお肉
国産牛=安全で安心なお肉
私と同じく考えている方も多いのではないでしょうか。
牛肉の産地は「最も長く育てられた地域」で決まる
[st-mybox title=”Question①” fontawesome=”fa-question-circle” color=”#03A9F4″ bordercolor=”#B3E5FC” bgcolor=”#E1F5FE” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]オーストラリアで8ヶ月飼育されて、その後日本で12ヶ月飼育された牛がいます。
牛肉の産地はどこになるでしょうか?[/st-mybox]
答え 国産(日本)
牛肉の産地は「最も長く育てられた地域」で決まります。
オーストラリアで8ヶ月飼育され、その後日本で12ヶ月飼育された牛は国産表示となります。
産まれも育ちも日本だから国産というわけではないんです。
なんだか騙されているような気持ちになるのは私だけでしょうか…
[st-mybox title=”Question②” fontawesome=”fa-question-circle” color=”#03A9F4″ bordercolor=”#B3E5FC” bgcolor=”#E1F5FE” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]日本で10ヶ月飼育され、その後オーストラリアで10ヶ月飼育された牛がいます。
産地はどこになるでしょうか。[/st-mybox]
答え 外国産(オーストラリア)
「最も長く育てられた地域」が産地となるのなら…?
日本とオーストラリアと育った期間が同じ場合は「最後に育った地域」が産地になるそうです。
[st-mybox title=”Question③” fontawesome=”fa-question-circle” color=”#03A9F4″ bordercolor=”#B3E5FC” bgcolor=”#E1F5FE” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]オーストラリアで7ヶ月飼育、その後アメリカで6ヶ月、最後に日本で8ヶ月飼育された牛がいます。
産地はどこになるでしょうか。[/st-mybox]
答え 国産(日本)
「最も長く育てられた地域」が産地となるのなら、8ヶ月飼育された日本、つまり国産表示になります。
しかしオーストラリア7ヶ月、アメリカ6ヶ月と通算13ヶ月も海外で育てられたことになります。
海外生活が長くても、国単位でみると日本が1番飼育期間が長いので、国産となるのです。
国産(生まれも育ちも日本の牛)だと思って買っていたけど
本当は通算で数えると外国育ちが長い牛を買って食べてるってこともあるんですね。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]なんだか国産なのか…外国産でもあるのか…
結局表示だけでは分からなくないですか…?(笑)[/st-minihukidashi]
外国産と国産の定義
国産品(国内における飼養期間が外国における飼養期間(二以上の外国において飼養された場合には、それぞれの国における飼養期間。以下同じ。)より短い家畜を国内でと畜して生産したものを除く。)にあっては国産である旨を、輸入品(国内における飼養期間が外国における飼養期間より短い家畜を国内でと畜して生産したものを含む。)にあっては原産国名(二以上の外国において飼養された場合には、飼養期間が最も長い国の国名)を表示する。
引用 消費者庁公式サイト 食品表示基準 第18条 第1項 第2号のイより
牛肉の産地は「最も長く育てられた地域」で決まります。
食品表示基準第18条に記載があります。
みなさんもこれ国産?外国産?と疑問に思ったら思い出して見て下さい!
牛肉の産地はどこを選べばいい?6割が外国産の現実
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]肉の産地の表示はわかったけど
外国産ならどこの国の牛肉がおいしいの?[/st-minihukidashi]
国産の和牛は高いし、お手頃価格の牛肉となると外国産の牛肉に目がいきますよね。
4割が国産牛で、6割が外国産の輸入牛だそうです。
外国産の牛肉はどこを選べばいいのか調査していきます。
皆さんの好みは、脂肪が少ない赤身のお肉ですか?
それとも適度な脂肪のついた柔らかいお肉が好みですか?
外国産の牛肉の特徴をご紹介します。
オーストラリア産牛肉
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]オーストラリアの牛肉の特徴[/st-minihukidashi]
肉質は赤身が多い。
広大な土地で育った牧草を餌にしているため独特の臭みがあります。
栄養価が高く赤身が多いので、ダイエットや筋力アップしたいという方におすすめ。
「オージービーフ」は聞いたことがありますか?
オーストラリアは世界最大級の牛肉輸出国と言われています。
牛の数は2,900万頭にもおよび、オーストラリアの人口約2,300万人より牛のほうが多いそうです。
オーストラリア産の牛肉は牧草のみで育てられた、グラスフェッドという肥育が特徴的です。
主に牧草を食べて育っているので臭みが独特で好みが分かれるかもしれません。
牧草を食べて育った牛であればグラスフェットビーフと呼ばれます。
赤身が多い肉質なので、ヘルシー志向の方におすすめの肉質です。
アメリカ産牛肉
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]アメリカの牛肉の特徴[/st-minihukidashi]
穀物を中心に高エネルギーな餌で肥育されたことで、臭みが少ない柔らかい肉質が特徴。
適度に脂肪のついた肉質で、価格が安く購入しやすいのがポイントです。
外国産牛肉はオーストラリアが輸入率第1位ですが、BSE(牛海綿状脳症)以前はアメリカが輸入首位でした。
広大な草地と莫大な穀物供給量と肥育ホルモンなどの薬剤の利用により低コストで生産されています。
アメリカ牛はグレインフェッド(穀物)で飼育され、カロリーの高い飼料を食べさせて飼育します。
カロリーの高い飼料を与え、短い期間で牛を太らせることができるそうです。
適度に脂肪のついた肉質で、動物特有の臭みが抑えられるといったメリットもあります。
カナダ産牛肉
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]カナダの牛肉の特徴[/st-minihukidashi]
グレインフェッド(穀物)で飼育され、臭みが少ないのが特徴。
適度に脂肪がついた肉質としっかりとした赤身の肉質とのバランスが特徴。
カナダは穀物の生産量が世界最大の国で、たくさんの穀物をお腹いっぱい食べて育ちます。
そのため成長スピードも早く年齢が若いうちに出荷できます。
早く成長した牛は2歳以下で十分に育ち出荷されます。
牛の年齢が若いほど、柔らかい肉質になるそうです。
広い土地でストレスなく運動するので適度な締まりのある赤身も特徴的です。
カナダ産牛肉に与えられる餌は国の法律によって生産されているので、餌の安全性は高めです。
ニュージーランド産牛肉
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]ニュージーランドの牛肉の特徴[/st-minihukidashi]
成長促進ホルモン剤不使用で安心安全な牛肉。
赤身の多い肉質で深い味わいと香りが感じられるヘルシーな肉質が特徴。
ニュージーランドは日本と同じく四季があり、穏やかな気候の中でのびのびと育ちます。
厳格な検疫システムによって、BSEなどの家畜伝染病の発生が今まで一度もありません。
肉骨粉の輸入を禁止しており、餌も法律によって管理されているので安全性が高いです。
豊富な降雨量と長い日照時間に恵まれているため、豊かな牧草で育ちます。
そのため除草剤も不使用なので、安全性が高いことも特徴的です。
外国産牛肉は安全でおいしいの?
外国産の輸入の牛肉は肥育ホルモン剤を打っているものがほとんどと聞いたことがあります。
家族ができてからは家族のご飯は安心安全で健康なものを作ってあげたい。
そう思うと自然と外国産の牛肉を買わなくなっていました。
実際に外国産の牛肉は肥育ホルモン剤を使って育てているのでしょうか。
肥育ホルモン剤って?
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]肥育ホルモン剤とは[/st-minihukidashi]
牛や豚などの肥育促進を目的に使用される動物用医薬品等のこと。
牛を短期間で肥育させることが主な目的で使用されています。
肥育ホルモンを投与すること、餌に含まれる栄養の吸収効率が高くなります。
与える餌の量を少なく飼育できるので、餌代のコストを抑えることができます。
成長速度が速くなるのでより多くの牛を飼育し、早く出荷することが可能になります。
肥育ホルモン剤を投与することで、餌代のコストを抑え、多くのお肉を生産することが可能です。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]薬で急速に大きくさせても大丈夫なのかな…[/st-minihukidashi]
肥育ホルモン剤日本では使用禁止
[st-mybox title=”注意” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]日本で育てる肉牛には肥育ホルモン剤は使用禁止
しかし肥育ホルモン剤を使用した牛肉は輸入でどんどん入ってくるのが実情です。[/st-mybox]
日本では農林水産大臣による動物用医薬品として使用が禁止されています。
また飼料としての使用も認められていません。
国際的なリスク評価機関 FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議(JECFA)で定める一日当たりの摂取許容量をもとに残留基準を設定しています。
肥育ホルモン剤が残留している牛肉が食卓に並ばないよう安全性を確保しています。
安全性を確保するために残留基準を超えるものは輸入や販売が禁止されています。
外国産牛肉は肥育ホルモン剤を使用している
[st-mybox title=”注意” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]日本に主に輸入しているオーストラリア、アメリカ、カナダなどは肥育ホルモン剤の使用が認められています。[/st-mybox]
米国の肉牛では99%、肥育ホルモン剤を投与して飼育されているそうです。
肥育ホルモン剤を使用すると3倍の速さで急速に成長するとか…
肥育ホルモン剤を投与すると餌代のコストを抑えられ、多くのお肉を生産することができるのです。
肥育ホルモン剤は子供の成長を遅らせたり、がんのリスクが上がるとも言われています。
肥育ホルモン剤は牛の体に残留しないの?
国際基準(Codex 基準)において科学的には基準を守れば人の健康への悪影響はないと判断されています。
日本では厚生労働省が「残留基準値」を設定してすべての食肉をモニタリングしているそうです。
毎日食べ続けても健康に悪影響はないか、肥育ホルモン剤の量などを計測し基準をクリアしたもののみ輸入されます。
アメリカでは近年農薬や化学肥料を使わない有機飼料で育てた、肥育ホルモン剤不使用のお肉が大人気だそうです。
肥育ホルモン剤を99%使用している国で、肥育ホルモン剤不使用の牛肉の人気が高まっているなんて…
とても矛盾している気がします。
基準を下回れば人体への悪影響はないと言われていますが、実は世界各国で研究が進行中だそうです。
肥育ホルモン剤の健康への影響はまだはっきりと解明されていないのも事実なんです。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]信じるか信じないかはあなた次第です。[/st-minihukidashi]
肥育ホルモン剤は貿易摩擦にまで影響
EUでは、肥育ホルモン剤の使用や使用した牛肉の輸入は禁止されています。
1989年から米国産牛肉の輸入を禁止しています。
少しでもがんの発症リスクがあるのではと健康への悪影響を危惧しているのです。
肥育ホルモン剤を巡ってEUとアメリカとの間で訴訟が起こりました。
みなさんは肥育ホルモン剤を巡るこの問題ご存知でしたか?
結果は人体に悪影響があると科学的根拠がないとEUは敗訴になりました。
しかしEUは引き続き肥育ホルモン剤の使用禁止と輸入を禁止しています。
国際的な貿易摩擦にまで発展するほど肥育ホルモン剤の使用有無は重い問題なのです。
外国産牛肉を買うならニュージーランド産がおすすめ!
赤身が多い牛肉が好き
適度な脂肪があるジューシーなお肉が好き
肉質や値段で外国産の牛肉を選ぶのももちろんありだと思います。
子どもや家族の健康を考えて安心安全な牛肉を選ぶのもひとつの基準です。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]より安全なニュージーランドの牛肉をご紹介していきます![/st-minihukidashi]
肥育ホルモン剤と遺伝子組み換え飼料不使用
- 肥育ホルモン剤使用禁止
- 遺伝子組み換え飼料の禁止
広大な自然環境で飼育
- 広大な自然環境で育った牧草をたっぷり食べて育つ
- 日照時間が長く雨にも恵まれ栄養価の高い牧草が豊富
- 牛舎にはいらず放牧されストレスフリーな環境で育つ
ニュージーランドは日本と同じ四季がある島国です。
穏やかな気候と自然豊かな牧草地でのびのびと育ちます。
BSEや口蹄疫発生率ゼロ
- BSEや口蹄疫などの伝染病発生率ゼロ
- 国主体の厳しい検疫システムで安全性確保
ニュージーランドは島国である独立した立地が自然の防波堤となり伝染病を防いでいます。
安全性は世界一とも言われています。
ニュージーランド産牛肉の栄養
- 牧草牛は穀物飼育の牛肉の鉄分3倍
- オメガ3脂肪酸
- アンチエイジング
- 低カロリー
- 低脂質
- 低悪玉コレステロール
- 亜鉛(抗酸化効果)
- ビタミン(老化防止/免疫力アップ)
- リノール酸(体脂肪の燃焼)
- タウリン(疲労回復)
こんなにニュージーランド産の牛肉には栄養が豊富です。
安全安心な牛肉です。
しかし…
デメリットもあります。
オーストラリアやアメリカに比べると輸入量が少ないのが現実です。
近くのスーパーなどでは購入しづらいのがデメリットです。
【牛肉の産地の決め方知ってる?外国うまれでも国産牛表示できる!?】まとめ
- 牛肉の産地は「最も長く育てられた地域」で決まる。
- 4割が国産牛で、6割が外国産の輸入牛
- 日本に輸入されている牛肉の主な産地【オーストラリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランド】
- 産地や飼料の種類によって牛肉の肉質に違いがある。
- 日本は肥育ホルモン剤使用禁止
- 肥育ホルモン剤を使用した外国産牛肉は輸入でどんどん入ってきている。
- オーストラリア、アメリカ、カナダなどは肥育ホルモン剤の使用が認められている。
牛肉の産地は「最も長く育てられた地域」で決まるなんて皆さんはご存知でしたか?
国産だと思って購入していた牛肉でも外国育ちの可能性もあるんですね。
外国産の牛肉について賛否両論ありますが、健康で安全なものを選ぶきっかけになれば幸いです。
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