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警察航空隊の仕事内容とは?どんな時に出動して活躍するのでしょう?

最近、悪質なあおり運転を行った事件が紹介されていますが、これを空から取り締まっているのが「警察航空隊」です。でも、「警察航空隊」という言葉、あまり馴染みがないですよね。
警察は、白バイとパトカーでしょとか思いますが、この「警察航空隊」実は活躍の範囲は以外に広かったりします。どんなところで活躍しているのかまとめてみました。

警察航空隊の仕事内容・活躍分野について

冒頭のあおり運転等を空から取り締まる以外にも、様々な分野で活躍しています。
主だったものをご紹介します。

  1. パトロール活動
  2. 犯人の捜索・追跡活動
  3. 交通状況調査・交通情報の提供・交通安全広報活動
  4. 公害事案の監視活動
  5. 廃棄物不法投棄等の監視活動
  6. 山岳地域での遭難者の救助活動
  7. 大規模災害時の援助隊の派遣
  8. ハイジャックやテロ事件等が発生した際の特殊部隊の展開
  9. 離島・僻地からの救急搬送

もう少し詳しく見ていきましょう。



パトロール活動・犯人の捜索・追跡活動について

警察航空隊というのは、各都道府県の警察本部に属する部隊で、主としてヘリコプターを利用して活動を行っています。このため、空から監視ができるという利点をいかして、パトロール活動等を行っています。

交通状況調査・交通情報の提供・交通安全広報活動

こういう、ちょっと地味かと思われる業務も、重要な業務となります。
交通安全に関する広報活動にとどまらず、最近では、特殊詐欺(オレオレ詐欺)等の被害の抑止のために、空から広報活動を行っていたりします。



公害事案の監視活動・廃棄物不法投棄等の監視活動

なるほど、こういう活動も警察の業務なのかと、あらためて思ってしまいますが、公害を発生させてしまうような有害物質の廃棄についての監視や、廃棄物不法投棄等、いわゆる産業廃棄物処理法の違反事例についての監視活動を行っています。

確かに、この監視活動は、空からでないと出来ませんし、航空自衛隊や消防庁の業務ではありません。

山岳地域での遭難者の救助活動

山岳地域での遭難者の救助活動にも警察航空隊が活躍します。

山岳救助については、消防の山岳救助隊との業務の棲み分けのようなものがあって、
主に、警察が日常の治安維持、例えば入山禁止の場所に入り込む人の見回りを行っているのに対して、

消防の山岳救助隊は、山岳遭難に対応するための組織になっています。

これ以外にも、自衛隊のヘリコプターによる、救助活動もよく知られており、数少ないヘリコプターを有効に使う努力が現場ではされているようです。

やはり、自衛隊は救助活動においても無敵の力を持っており、警察、消防で手に負えない場合に応援要請が出されているようです。



大規模災害時の援助隊の派遣

最近は、大規模災害が多発しておりますが、大規模災害発生時の救助隊の派遣も、警察航空隊の重要な業務です。やはり、消防や自衛隊と組んで活動することが多くなっています。

ハイジャックやテロ事件等が発生した際の特殊部隊の展開

現在、警察組織の中には、特殊急襲部隊(SAT)と呼ばれる、テロ事件やハイジャックといった凶悪犯罪に対応するための専門の組織が作られており、こういった特殊部隊を現地に輸送するといった活動も、重要業務とされています。

離島・僻地からの救急搬送活動

消防防災ヘリコプターが運行出来ない場合は、要請によって、離島・僻地かたの救急搬送に警察航空隊のヘリコプターが活躍することがあります。

また、臓器移植用の臓器を病院に運搬するといった業務も担っており、その機動性を活かして活躍の場はどんどん広がっています。

警察航空隊の隊員種別について

ここまで見てきましたように、警察航空隊の業務、守備範囲というのは、意外と知られていませんが、結構幅広い分野に及んでいます。警察航空隊にはいくつかの隊員種別があり、概ね下記のようになっています。

  • 操縦士
  • 特務員
  • 整備士

警察航空隊の操縦士はどういう経歴の方が多いのか。

警察航空隊の操縦士は、当然、ヘリコプターの操縦が主な業務となるのですが、警視庁の航空隊以外は、警察内部での養成は行っておらず、自衛隊および民間からの中途採用に頼っているというのが現状です。

警視庁航空隊特務員とはどういったものなのか

「ヘリコプターテレビシステム」等の操作や救助要員として搭乗する方と言われています。
操縦士だけですと、救助や、操縦以外の業務はできないので、そういった作業をヘリコプターに乗って行う方ということになります。



警察航空隊の整備士にはどういった経歴の方が多いのか

整備士については、航空関係の専門学校から新卒採用、もしくは、民間から中途採用しているということが多いようです。

いずれも、専門職かつ、公務員ということになりますから、それなりの選抜があり、優秀な方が揃っていると考えて良いでしょう。

警察航空隊の仕事内容・活躍分野についてのまとめ

自衛隊の緑色のヘリコプター、消防のオレンジのヘリコプターに比べると、ちょっと馴染みのない、警察航空隊の青いヘリコプターですが、意外と幅広い分野で活躍されているのがよくわかりました。

空を飛んでいるのが見えたら、今日はどんな業務を行っているのかなあと考えたいと思います。

 

 

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