キムチ好きの方なら、キムチをお弁当に入れても大丈夫なのかな?と一度は疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。
キムチをお弁当に入れる場合は、夏場は避け、冬が適当でしょう。記事では、お弁当作りのポイント、キムチの栄養素等についても紹介します。
Contents
キムチをお弁当に入れると腐るのか?
キムチをお弁当に入れると、腐るのか、腐らないのか?について、夏場は避け、冬にキムチを活用するのが良いでしょう。
理由として、キムチは水分を含んでいることから、夏場は食中毒になりやすいです。どうしてもキムチを活用したいという場合は、キムチとご飯を炒めたりする等、火を通した方が無難です。
冬場は、キムチの匂いが他の食材に移らないよ
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食中毒はどのような環境で起こりやすいのか?
夏場になると、食中毒のニュースをよく耳にしますが、食中毒とはどのような環境で起こりやすいのでしょうか。
国内の主要な農薬製造業者を中心として組織された任意団体である、農薬工業会によると、食中毒の原因として、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌といった細菌であることが多いようです。
そして、これらの細菌は20度~37度程度の環境で、繁殖しやすくなるそうです。
主な食中毒の症状としては、下痢、嘔吐、激しい腹痛等が挙げられ、症状が酷い場合は、入院して治療を受けることが必要になることもあるそうです。
夏場にお弁当作りを行う場合のポイントとは?
夏場はお弁当作りを避けたいけど、職場、学校、遠足等、夏場にお弁当作りを行わなければならない人も多くいると思います。
冒頭でもお伝えしたように、キムチを入れるのは夏場は不向きですが、食中毒に陥りやすい夏場にお弁当作りを行うためのポイントとして、食材の扱い方や選び方をご紹介します。
具材はしっかり加熱して冷ます
お弁当に詰める具材は、中心部まで加熱調理しましょう。おかずの定番である卵料理も半熟は避けてください。事前に作っておいたおかずを使用する場合も、再加熱するようにしましょう。
また、加熱後は冷ましたものをお弁当箱に詰めるようにしてください。温かい状態でお弁当箱に詰めてしまうと、蒸気がこもって水分となり、傷みの原因となってしまうからです。
食材は素手で触れない
素手で食材に触れないよう、例えば菜箸でおかずの取り分けを行ったり、おにぎりでラップを握るようにしましょう。
理由としては、微生物が手に付着している可能性があるため、素手で食材を触ると、その微生物が食品に移る可能性があります。
また、お弁当箱は、事前に熱湯をかけて、しっかりと乾燥させてから使うようにしましょう。
保冷グッズや置く場所の工夫
夏場は、お弁当用の保冷剤や保冷バッグを必ず使用するようにしましょう。また、お弁当は長時間保管せず、日陰等なるべく涼しいところを選んで置くようにしましょう。
使い捨てカップや仕切りを利用
使い捨てのカップや仕切りを使用することにより、他の食材に細菌が移るのを防いだり、食品からの水漏れ対策になります。
キムチにはどのような栄養があるのか?
世界5大健康食品の一つであるキムチは、栄養があるイメージがありますが、具体的にはどのような栄養があるのでしょうか。
メディカル・ケア・サービスによると、
乳酸菌
キムチには、ラクトバチルスという植物性の乳酸菌が含まれており、これはヨーグルトなどの乳酸菌と比べ胃酸に強く、生きたまま腸に届きやすいです。
乳酸菌は、腸内菌のバランスを調整し、腸内で悪玉菌などの増殖を抑制する働きを行います。便通改善に加え、免疫機能の向上、コレステロールの低下がん予防といった複数の作用があります。
ビタミンA
油に溶けやすい脂溶性のビタミンAは、目の健康を維持が期待でき、不足している場合は、角膜などが傷ついて、視力低下を引き起こす可能性があります。
また、ビタミンAは、粘膜の健康を維持し、免疫機能を正常に維持する働き、加えて皮膚の健康を保つ働きもあります。
ビタミンB群
- ビタミンB1:エネルギーを作り出すため、糖質の代謝を促す働きを行います。
- ビタミンB2:三大栄養素の中でも、脂質の代謝を特に促し、粘膜や皮膚の機能維持や成長を行う働きがあります。
- ビタミンB3(ナイアシン):正常に脳神経を機能させる働きのほか、粘膜や皮膚の健康維持を助ける働きがあります。
- ビタミンB5(パントテン酸):ストレス耐性をつけるために必須のビタミンB群であり、加えてビタミンB1やB2の代謝をサポートする働きがあります。
- ビタミンB6:粘膜や皮膚の健康を維持のため、たんぱく質の分解・合成を促す機能があります。
- ビタミンB7(ビオチン):高血糖の改善や、糖の代謝を促進させ、糖新生を促す働きがあります。
- ビタミンB9(葉酸):乳児や胎児の成長に欠かせず、また赤血球の作成に必要な役割を果たします。
- ビタミンB12:貧血予防に関連し、ヘモグロビンの合成を促す働きがあります。
βカロテン
βカロテンの抗酸化作用には、ガンの抑制や予防効果があると言われており、加えて、ビタミンE、ビタミンC、亜鉛等と身体に入れることで、黄斑変性症の進行を遅延させる効果もあります。
また、ビタミンAをβカロテンで補うことができ、ビタミンA不足の予防にも繋がります。
カプサイシン
胃液分泌に伴い、カプサイシンは、ほかの栄養素を吸収する効果があります。
加えて、肥満の防止、コレステロール値の低下、育毛、冷え性の改善、疲労回復、血圧の低下、胃腸の改善、便通の改善といった効果が期待されます。
食物繊維
不溶性食物繊維が豊富に含まれているキムチ。水には溶けにくい不溶性食物繊維は、水分を吸収して便量を増加させることにより、大腸が刺激され、排便が促進される役割を果たします。
キムチを摂取することによる栄養効果・効能とは?
上記と関連しますが、キムチを食べることでどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。答えとしては、ダイエット効果、血行促進効果、免疫力の向上、腸内環境の改善になります。詳細にみていきましょう。
メディカル・ケア・サービス によると、次のような効果があります。
ダイエット効果
下記の効果が相乗的に作用することで、ダイエット効果が期待されます。
- 低カロリー
- 発汗や新陳代謝の促進させるカプサイシンによる働き
- 腸内環境の改善を促す乳酸菌・食物繊維による働き
- 脂質・糖質の代謝を促すビタミンB群による働き
血行促進効果
体温を上げ、血管を拡張し、血行を促進させる作用させるカプサイシンによって、新陳代謝が促進され、老廃物といった疲労物質の排出、エネルギー代謝の促進・疲労の回復につながり、結果として慢性疲労や夏バテの解消が期待できます。
免疫力の向上
下記の効果が相乗的に作用することで、免疫力の向上が期待されます。
- 皮膚や粘膜の健康を維持し、結果として免疫力の維持・向上を促すビタミンAとビタミンB2による働き
- パイエル板の維持及び活性化を行うビタミンB1による働き
- 免疫機能の正常な働きを維持させるビタミンB6による働き
- 血行を良くし代謝を促進させ、疫力を向上させるカプサイシンによる働き
腸内環境の改善
下記の効果が相乗的に作用することで、腸内環境の向上が期待されます。
- 腸内環境の改善を促す乳酸菌の働き
- 腸内環境を整える効果があり、善玉菌の餌にもなる食物繊維の働き
- 腸のぜん動運動を促し、腸内環境を整える作用があるカプサイシンの働き
キムチの栄養を上手にとるコツとは?
シルバーライフによると、ポイントは2つです。
加熱せずに食べましょう
キムチに含まれている乳酸菌の特徴としては、加熱に弱く、火を通せばその菌が死んでしまうため、そのまま食べることにより乳酸菌を効率的に摂取できます。
善玉菌のエサとして、加熱調理をして死んでしまった乳酸菌が活用されますが、やはりより効率的に乳酸菌をとりたい方は、そのまま食べるようにしましょう。
発酵しているキムチを選びましょう
日本では発酵されていないキムチ風の浅漬けが販売されていますが、キムチを通して栄養素を摂取したい方は、発酵しているキムチを選ぶようにしましょう。
おすすめとして、韓国政府認定のキムチの証である「アルンちゃん」マークが付いている商品や「韓国直輸入品」と記載されている商品を選ぶのが良いです。
キムチにお弁当を入れると腐る?食中毒予防対策やキムチに纏わる解説:まとめ
さて、今回の記事のまとめです。
キムチをお弁当に入れると腐るのか?
- 夏場は避け、冬にキムチを活用するのが良いでしょう。
- 理由として、キムチは水分を含んでいることから、夏場は食中毒になりやすいです。
- 冬場は、キムチの匂いが他の食材に移らないよう工夫をすれば問題ないでしょう。
夏場にお弁当作りを行う場合のポイントとは?
具材はしっかり加熱して冷ます
- お弁当に詰める具材は、中心部まで加熱調理しましょう。
- 事前に作っておいたおかずを使用する場合も、再加熱するようにしましょう。
- 加熱後は冷ましたものをお弁当箱に詰めるようにしてください。
食材は素手で触れない
- 素手で食材に触れないよう、例えば菜箸でおかずの取り分けを行ったり、おにぎりでラップを握るようにしましょう。
- お弁当箱は、事前に熱湯をかけて、しっかりと乾燥させてから使うようにしましょう。
保冷グッズや置く場所の工夫
- 夏場は、お弁当用の保冷剤や保冷バッグを必ず使用するようにしましょう。
- お弁当は長時間保管せず、日陰等なるべく涼しいところを選んで置くようにしましょう。
使い捨てカップや仕切りを利用
- 他の食材に細菌が移るのを防いだり、食品からの水漏れ対策として、使い捨てのカップや仕切りを使用しましょう。
キムチにはどのような栄養があるのか?
乳酸菌
- キムチには、ラクトバチルスという植物性の乳酸菌が含まれており、これはヨーグルトなどの乳酸菌と比べ胃酸に強く、生きたまま腸に届きやすいです。
ビタミンA
- 油に溶けやすい脂溶性のビタミンAは、目の健康を維持が期待でき、不足している場合は、角膜などが傷ついて、視力低下を引き起こす可能性があります。
ビタミンB群
- ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB6、ビタミンB7(ビオチン)、ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB12が含まれています。
βカロテン
- βカロテンの抗酸化作用には、ガンの抑制や予防効果があると言われており、加えて、ビタミンE、ビタミンC、亜鉛等と身体に入れることで、黄斑変性症の進行を遅延させる効果もあります。
カプサイシン
- 胃液分泌に伴い、カプサイシンは、ほかの栄養素を吸収する効果があります。
食物繊維
- 水には溶けにくい不溶性食物繊維は、水分を吸収して便量を増加させることにより、大腸が刺激され、排便が促進される役割を果たします。
キムチを摂取することによる栄養効果・効能とは?
ダイエット効果
- キムチ自体が低カロリーであることに加え、カプサイシン、乳酸菌・食物繊維、ビタミンB群による効果が相乗的に作用することで、ダイエット効果が期待されます。
血行促進効果
- 体温を上げ、血管を拡張し、血行を促進させる作用させるカプサイシンによって、結果として慢性疲労や夏バテの解消が期待できます。
免疫力の向上
- ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、カプサイシンによる効果が相乗的に作用することで、免疫力の向上が期待されます。
腸内環境の改善
- 乳酸菌、食物繊維、カプサイシンによる効果が相乗的に作用することで、腸内環境の向上が期待されます。
キムチの栄養を上手にとるコツとは?
加熱せずに食べましょう
- キムチに含まれている乳酸菌の特徴としては、加熱に弱く、火を通せばその菌が死んでしまうため、そのまま食べることにより乳酸菌を効率的に摂取できます。
発酵しているキムチを選びましょう
- 日本では発酵されていないキムチ風の浅漬けが販売されていますが、キムチを通して栄養素を摂取したい方は、発酵しているキムチを選ぶようにしましょう。
以上になります。いかがでしたでしょうか。
残念ながら、夏場のお弁当にはキムチは不向きですが、冬場のお弁当などに、豊富な栄養があり、健康効果が期待できるキムチを是非取り入れてみてくださいね。