魚の骨で肥料は作れる?家庭でもできる有機肥料の作り方

暮らしの知恵

いつも捨ててしまう魚の骨や頭は、有効活用は出来ないか?

「捨てるのは勿体ないし、肥料にしたら良質な肥料になるかもしれない」と、思ったことはありませんか?

今回は、家庭でも簡単に魚の骨から肥料を作るやり方や、肥料の種類をご紹介します。

 

 

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魚の骨は肥料になる?魚粉は立派な有機肥料!

 

なります!

魚の骨を粉末にした肥料を「魚粉」と言って、立派な有機肥料になります。

魚から出るたんぱく質やカルシウムは、植物の成長を促すだけでなく微生物のエサにもなるので活動を活発化させ、土の健康を保ってくれます。

また、微生物の働きによって良質になった土壌は、病害虫の発生が少なくなり農薬を使用する回数を減らすことも出来ます。

 

 

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魚の骨で肥料を作ろう!作り方と使用上の注意

魚粉肥料は、家庭で簡単に作ることができます。

店舗で販売している魚粉は主にイワシ、タラ、ニシンなどを使っていますが、家庭で作る場合は、身を取った後の骨や頭の部分を使っても大丈夫です。

[st-midasibox title=”作り方” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]

・鍋に原料と水を入れて煮ます。

・圧搾機を使って水分と油を搾り取ります。

・カサカサになるまで乾燥させ、ミキサーで粉砕します。

・パウダー状になったら魚粉の完成です。

[/st-midasibox]

少し時間はかかりますが、とても簡単で誰にでもできる作業です。

[st-cmemo myclass=”st-text-guide st-text-guide-attention” fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”#ffcdd2″ borderwidth=”” iconsize=””]ただ、なかなかの魚臭がするので、ペットを飼っている家庭はイタズラされないように注意しましょう。[/st-cmemo]

魚の大きさや種類によって分量や作業時間が異なります。

 

使用上の注意点・野生動物

使用する時は野生動物に掘り起こされないよう少し深くに埋めましょう。

動物は人間の何倍も鼻が利きます。魚粉は強い臭いを放つので、なるべく土に埋めるようにしましょう。

 

使用上の注意点・量の分配

魚粉肥料は土に埋めてもすぐに分解されません。

1ヶ所にだけ毎回埋め続けると、腐敗して作物に悪影響を与えてしまいます。

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]どこに埋めるか作物を植える場所を基準に考えていくと良いでしょう。[/st-minihukidashi]

 

 

 

使用上の注意点・カリウム

魚粉肥料の中にはリン酸、窒素、アミノ酸、たんぱく質などの栄養素が豊富に含まれています。

これらは、植物の成長に必要な栄養素で、生育を向上してくれます。

ですが、魚粉肥料にはカリウムがほとんど含まれていません。

カリウムは肥料の三大要素(リン酸、窒素、カリウム)の1つで、カリウムイオンとして知られています。

根の発育の促進や病気に対する抵抗力を高める働きがあり、「根肥(ねごえ)」とも呼ばれています。

 

 

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有機肥料の種類早わかり

引用:rakuten

有機肥料とは、植物や動物を原料にして作られた肥料で、作物の成長に必要な窒素、リン酸、アミノ酸などの栄養素を多く含んでいます。

また、土の中にいる微生物が有機物を、作物が吸収できる養分へと変えてくれます。そのため、肥料としての効き目は遅いですが、長続きするものが多くあります。

[st-cmemo myclass=”st-text-guide st-text-guide-attention” fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”#ffcdd2″ borderwidth=”” iconsize=””]

自然の素材で作られた有機肥料は、臭いが強い物もあります。コバエなどが発生することがありますので、家の庭やベランダで栽培する時は対策が必要になります。

[/st-cmemo]

 

油粕

引用:rakuten

油粕は、原料となる大豆や菜種などの植物から油を搾り取った後に出る搾りカスのことです。

リン酸とカリウムがほとんど含まれておらず、窒素が多く含まれている窒素肥料です。

土に混ぜると微生物によって分解され、少しずつ効果を現しますが、途中で亜硝酸ガスやアンモニアなどのガスが発生して肥やけを起こすので、作付けの3週間前に土に混ぜておくのがポイントです。

 

鶏糞

引用:rakuten

養鶏場のニワトリの糞が原料の肥料です。

窒素、リン酸、カリウムとバランスよく栄養素が入っています。

その上、カルシウムやマグネシウムも多く含んでいて低価格なので、とても魅力的です。

[st-mybox title=”鶏糞には2種類ある” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

発酵鶏糞、作物の発育不良の原因である尿酸の発生を抑制するために発酵させたもの

乾燥鶏糞、臭いなどを軽減するために加熱・発酵させたもの

[/st-mybox]

使う用途で選びましょう。

 

骨粉

引用:rakuten

動物の骨を高温の蒸気圧で処理して、乾燥・粉砕した肥料になります。リン酸を多く含んでおり、微生物が出す有機酸に少しずつ溶けて吸収されていきます。

そのため、効果が現れるまで時間がかかるので、作付けの4週間ほど前から土に混ぜることをオススメします。

ボカシ肥にすると吸収が良くなります。

 

米ぬか

引用:rakuten

米ぬかは、玄米を精米する時に出る外皮のことです。リン酸、糖分、たんぱく質を多く含んでいて、これがエサとなり微生物の活動を活発にしてくれます。

[st-mybox title=”米ぬかには2種類ある” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

脱脂米ぬか、分解が遅いので、作付けする2週間ほど前に土に混ぜるのが良い

生の米ぬか、脂肪分が多く、土に混ぜると固まりになりやすく、虫や雑菌の巣が出来やすいので、肥料には向かない

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主に肥料として使われているのが「脱脂米ぬか」です。

堆肥やボカシ肥に混ぜるのがオススメで、肥料から出る臭いを抑えてくれます。

 

ボカシ肥

引用:rakuten

ボカシ肥は、魚粉や米ぬかなどを混ぜて作った有機肥料です。

混ぜる肥料によって成分比が変わりますが、色々な作物に使える万能肥料です。

簡単に手作りすることができるので、成分を考えて自分の好きな肥料作りを試してみて下さい。

 

草木灰

引用:rakuten

草木灰は、草や木やワラなどを燃やして出来た灰のことです。

主にカリウムが含まれているので、魚粉や油かすと混ぜて使われます。

果菜類に持ってこいの肥料で、速効性もあり追肥として使用する時は、鼻の咲く前が効果的です。

 

 

魚の骨で肥料は作れる?家庭でもできる有機肥料の作り方まとめ

[st-mybox title=”まとめ” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

  • 魚の骨は家庭でも肥料にできる
  • 魚から出来た肥料は魚粉と言う
  • ペットや野生動物にイタズラされないように注意しよう
  • 野菜や果実を育てるのに適した肥料
  • 足りない栄養素は他の肥料を混ぜて補う

[/st-mybox]

いかがでしたか?

今まで捨てていた魚の骨が肥料になるなんて!そして、有機肥料の種類の多さに驚きましたね。

他の肥料と混ぜれば、万能肥料にもなってありがたいです。

ぜひ、試してみてください。

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