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将棋で男女を分けるのはなぜ?女性棋士はいない理由は何故?分けられている訳ではないってどういうこと?

休日の午前中にEテレをつけると、よく将棋の番組をやってますよね。いつも難しい顔した棋士の方が試合をしていたり、知っている戦法の解説とか

やっていると、ついつい見てしまいます。ところで、なんで、将棋って、男性と女性で別々にやっているんでしょうね?

その辺りについて調べてみました。

将棋が男女を分けるのは何故?実は分けられているわけではありません

驚くことに、将棋は別に男女別に行われているわけではありません。

羽生十九世名人とか最近話題の藤井棋士が活躍している組織はもともと男女別にしている

わけではないのです。

ただし、今まで、女性の方で、プロ試験(便宜上そういいますが。。)に受かった人が

一人もいないため、組織が男性だけになってしまっているということなのです。

将棋の棋士になるためには、日本将棋連盟のプロ棋士養成機関である、新進棋士奨励会

(一般には単に奨励会と呼ばれることが多い)に加入して、三段という位まで順位を上げて

三段リーグという中で、上位2位になって、四段に昇格したところで、初めて、

いわゆるプロ棋士ということになるのですが、これまでのところ、女性の方で

この四段まで達した方がいないので、女性の棋士がいないという事になっているのです。

こう読んでくると、あれ、だって女性の棋士の方、たくさんいるじゃないですか?

という話になるのですが、その辺りは、次の、女性棋士と女流棋士の違いを読んでください。

女性棋士と女流棋士の違いは

前に書きましたように、将棋の世界は、奨励会という組織に所属して、

段位(初段、二段、三段・・・)を上げていき、三段リーグと呼ばれる

三段同士で戦うリーグ戦で上位2位までに入ると4段に昇格して、

この4段に昇格した時点で、初めてプロ棋士になります。

奨励会自体は特に男女を分けていないので、男性でも、女性でも

四段になればプロ棋士ということになります。

ここで、考えないと行けないのは、”女流棋士”についてです。

定義というのが、いささかアバウトなところがあり。

ウィキペディア(Wikipedia)によると

女流棋士(じょりゅうきし)は、将棋を職業とする女性。日本将棋連盟所属の者、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の者、いずれにも所属していない者(フリー女流棋士)がいる。

となっています。

正直、そこそこ、強くて、将棋を職業としている女性であれば、女流棋士と

名のれることになります。ですので、テレビ番組で女性の方を紹介されるときに、

女流棋士と紹介されているはずです。

ちなみに、日本将棋連盟のホームページを見ると、現役女流棋士一覧というページが有り

結構多くの方が登録されているようです。

”女性棋士”という話になると、奨励会に加入している女性の中から、

三段リーグを突破して、四段に昇格した方が現れて、はじめて

”女性棋士”の誕生ということになります。

将棋のおける男女差は

簡単に言うと、上流棋士のトップの方が、現在、奨励会の三段止まりなので、

それだけの差があるということになります。

理由は、様々なことが考えられますが、一つには、将棋の世界って、古くから

男性社会であったということもあって、競技人口が圧倒的に男性が多いという

ことが上げられると思います。

あとは、小さい頃に、将棋をたしなむ女の子でも、中学、高校と進むうちに

将棋をやめてしまう方が多い、というのも本当の話でしょう。

将棋は理系的要素が強いので、女性に向かないといった議論も、目にするのですが

これは、ちょっと違うのではないかという気がします。

宇宙飛行士や、お医者さんにも女性がおられますし。。。

女性棋士誕生が期待されている西山朋佳三段

そうです、もっか、初の女性棋士誕生に向けて注目を集めているのが西山朋佳三段です。三段から四段に昇格すれば晴れて、初の女性棋士ということになるのですが、その壁はかなり分厚く、

2020年のプロ棋士への最終関門となる三段リーグに置いて、半年かけて約30人が戦い、上位2人が昇段する。西山三段は3番手でリーグ最終日を迎え、最終日にも2連勝したが、上位陣が崩れず今期は14勝4敗の3位(次点)で終わった。ただ、次点を2回取れば四段に昇段できるため、初の女性「棋士」に向け一歩前進した。

初の女性棋士誕生も遠い日ではないかもしれません。

将棋が男女別についてのまとめ

知らないということは、本当に恐ろしいですね。

この記事を書くまで、男性と女性の別々の組織があって、

男女で、違った棋士の団体でもあるのかと思っておりました。

あれっと思ったことは、きちんと正確なことを調べていきたいものですと

あらためて思った次第です。

以前、羽生善治竜王がインタビューで答えられている内容が、そのまま答えなのですが。

それは人口の差ですね。やっている人の数が違います。ただ、小学校の大会だと女の子が優勝する事が多いので、そういった女の子が続けて、プロを目指してくれたら、男女差は縮まってくると思います。

という話です。小学校の将棋クラブというのも昔あったような気がしますが、そういえば女の子なんてほとんどというか

一人もいなかったですもんね。

でも、YOUTUBEとかの女流棋士の方の解説とか見ていると、なんだかアイドル張りの登場の仕方をしていたり、

将棋界もどんどん変わっていくのかなあという気がしますね。

女流棋士の解説のほうがわかりやすいというか聞きやすいということはあると思うんです。

最近よく視聴している、女流棋士の山口恵梨子さんの動画です。

いかついおじさんの解説に比べると、とっても親しみが持てる動画になっています。

動画の解説もきちんと書かれていて、

日本将棋連盟女流棋士の山口恵梨子です。

今回の将棋講座は、第1回「初心者でもできる!形勢判断のポイント&具体的なやり方」 です。

将棋を自分が指す時や将棋番組でトップ棋士の将棋を観る時にどちらが良いのかを知りたいですよね。

形勢判断の仕組み、初心者向けのざっくりしたやり方を説明しています。

講座に関しての質問などありましたらコメントで書いて頂けたらできる限り返答します。

Q1よく解説で先生方が言われているように、終盤は駒得よりもスピードみたいな...そのあたりの判断の仕方も知りたいです!

A. 最終盤で相手の王様を取るまでの道筋が立っている場合のみ、駒損になってOKです。将棋用語で言い換えると、寄る場合のみOKとなります。なので、相手玉への寄せが見えたらスピード重視って覚えてください!

Q2質問なのですが、「歩兵」の枚数が増えているか減っているかは形成には関係ないのでしょうか。

A. 歩は一番弱い駒なので、増えたり減っているのが歩だけなら形勢に関係が出ますが、他の駒が増えたり減ったりしている場合ほかの駒の優先度が高くなると私は思っています。

引用:YOUTUBE

将棋界も、今後、どんどん変わっていくのでしょうね。

それはそれで楽しみです。

書籍も出されるみたいです。まだ予約受付中みたいですけど。。


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