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自動ブレーキの義務化 中古車への対応や費用はどうなってくるの?

国土交通省は12月17日、2021年11月以降に販売する新型の乗用車(軽自動車を含む)に

自動ブレーキの搭載を義務付けると発表しました。

これは、今年の6月に自動ブレーキの性能に関する国際標準がまとまったことを受けての

対応となります。

ですけど、2021年11月以降に販売する新型の乗用車とありますので、では、中古車や

今、運転している車はどうなるのでしょう。

自動ブレーキの義務化 中古車には後付装置を利用することに

実は、新型の乗用車ではなく、既存の車、いわゆる中古車には、後付装置の開発が

各メーカーによって進んでいます。

国土交通省によると、2019年度中に性能認定制度を整備することになっており、2020年4月以降に

発売される後付装置については、各メーカーからの申請を受け付けることとしています。

国土交通省技術政策課によると「認定を受けることで、消費者に安全対策をアピールできる」と

しています。

また、国土交通省は、すでに販売されている後付装置の認定結果についても、発表を行っています。

自動ブレーキの義務化  中古車用に認定された後付装置はどれ?

国土交通省によると、下記の3分類、9装置を一定の機能等を有すると認められるものとして

公表して認定しています。

詳しく見ていきましょう。

障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進等抑制装置

お役所が名前をつけるとどうしてこんなに、難しい名前になってしまうのでしょう。

読んでいて吹き出しそうですが。

噛み砕くと、「障害物を検知する機能がついた、ペダルの踏み間違いや急発進などを

抑制する装置」となるわけですね。やっとなんだかよくわかりました。

トヨタ自動車「踏み間違い加速抑制システム」

世界のトヨタが開発したシステムです、さぞかし優秀なんでしょう。

間違って発進しようとしている前方・後方の約3m以内にある壁を

計4個の超音波センサーが検知してシフトレバーの入れ間違いを

ブザーとランプで警告します。

更に間違って強くアクセルを踏んでしまっても加速を抑制してくれるので

衝突の被害が軽減されます。

出典:トヨタ

なるほど、超音波センサーを利用して、ブザーとランプで警告するシステムなわけですね。

確かに効果がありそうです。

価格は56,100円(税込み)とあります。意外と安いですね。これに、取付費用とかが

かかります。それでも、車への後付部品としては、格安の部類に入るのではないでしょうか。

ぜひ、動画で見てみましょう。

装着できる車は、やはりトヨタ車に限定されるようです。まあ、当然と言えば

当然ですが。

ダイハツ工業「ペダル踏み間違い時加速抑制装置『つくつく防止』」

次は、ダイハツ工業さんの装置になります。軽自動車のイメージの強いダイハツさんですが、

ブレーキ対策はどうなっているのか、見ていきましょう。

車体の前方と後方に計4カ所のソナーをつけることで、

目の前の障害物を検知します。

障害物を検知した状態であれば、アクセルを強く踏み込んでしまっても

燃料カットされ、急発進を抑制する仕組みになっています。

(約8秒間エンジン出力を抑えます。)

出典:ダイハツ

なるほど、ソナーというのはセンサーのようなものだと思いますが、トヨタさんとは違って、

燃料をカットしてしまうタイプなわけですね。いわば実力行使タイプというわけです。

同じように、動画を見てみましょう。

価格の情報は、ホームページには記載が無いようなので、問い合わせをしないと

いけないですね。

トヨタも、ダイハツもどちらも、あまり、装置を過信しすぎないようにという

ところは共通のようです。無理してアクセルを踏んでしまえば、止まるものも

止まらないということですね。くれぐれも注意しましょう。

 

ペダル踏み間違い急発進等抑制装置

簡単に言うと、「障害を検知する機能はついていない、ペダルの踏み間違いや

急発進を抑制する装置」ということですね。

サン自動車工業「S-DRIVE 誤発進防止システム2」(普通車専用タイプ、軽自動車専用タイプ)

 

日本自動車車体補修協会「JARWA_S-DRIVE」(SD0102S、SD0104S)

・データシステム「ペダルの見張り番 II」

・データシステム「アクセル見守り隊」

 

ペダル踏み間違い防止装置

・ナルセ機材「ワンペダル」

また、国交省はすでに販売されている後付け装置の認定結果も17日に発表した。トヨタ自動車の障害物検知機能付きの踏み間違い加速抑制システムなど9装置を「一定の機能を有する」と認定した。

 

 

国土交通省は17日、2021年11月以降に販売する新型の乗用車(軽自動車を含む)に自動ブレーキの搭載を義務付けると発表した。今年6月に自動ブレーキの性能に関する国際基準がまとまったことを受けて、欧州が24年前半を予定するなど各国が義務化を検討。国交省によると、日本が最も早い導入になる見通し。

 

 

 

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