サルシッチャとはイタリア発祥の食べ物です。
見た目はソーセージに似ていますが違います。
サルシッチャ(salsiccia)の語源はラテン語の『塩』→sale(サーレ)、『肉』→ciccia(チッチャ)から来ていると思われます。
サルシッチャとは『腸詰め』という意味となり、主な材料には「粗びきにした豚肉・ラード・スパイス・ハーブ」が使われています。
材料を見ても、比較的馴染みのあるものが使用されていますので、色々な料理に幅広く使えそうですね!
「ソーセージとはどこが違うの?」
「材料はソーセージと同じじゃないの?」
と思われる方も多いと思います。
ソーセージだと思って食べられている方もいらっしゃると思います。
ですが、違うのです!
Contents
サルシッチャの特徴!食べ方は?
『サルシッチャ』は、粗びきにした挽き肉を腸詰めにした生のままの状態のものをいいます。
『ソーセージ』は、ペースト状にしたお肉を腸詰めにし、燻製に加工したりボイルしたものをいいます。
同じように見えますが、サルシッチャとソーセージは状態が違うのですね!
イタリアではサルシッチャをグリルにして食べることが多いようです。
本場では、生食することも少なくないようですが、皆さんは食中毒防止のためにも必ず加熱調理して食べるようにしてくださいね。
サルシッチャの特徴として、挽き肉を粗びきにすることによって、弾力がありとてもジューシーに仕上がるのです。
口の中で幸せな肉汁が溢れ出しますよ。
いわば旨み爆弾です!
こんな魅力溢れる食材サルシッチャの、肉汁たっぷりカンタン料理をお教えします。
サルシッチャの食べ方!肉汁溢れる料理方法は?
サルシッチャが近くのスーパーに売られていないという方は、ネット通販サイト、楽天・Amazonでも購入できます。
冷凍のサルシッチャを購入された方は、冷蔵庫で半日かけて解凍してから調理を行ってくださいね。
現在イタリアでは『馬肉のサルシッチャ』に人気が高まっているようです。通常の豚肉よりあっさりと食べやすいからみたいですね。
馬肉だと、女性にはうれしいことばかり!
脂肪分が少ないからカロリーも低く、おまけに鉄分も豊富です。
日本でも見かけた方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?
サルシッチャの食べ方(茹でる・煮る)
【そのままボイル】
サルシッチャはスパイスが効いているので、ただお湯でボイルするだけでもとっても美味しいのです。
ボイルする時に気を付けてほしいのは、沸騰させてグラグラする中でボイルすると、ケーシングが破れる恐れがあるため、80℃前後の温度で10分程ボイルするのがおススメです。
食べ方は、お好みでマスタードを付けたりレモンを絞って食べてみてはいかがでしょう!?
【ポトフ(煮込みサルシッチャ)】
ただボイルするだけではもったいない!
サルシッチャはスパイスが効いているので、茹で汁にたくさんの旨みが溢れでます。
美味しいダシのでたスープの中に、ジャガイモ・キャベツ・タマネギ・人参・キノコ類などを入れてサルシッチャと共に煮込んじゃいましょう。
味を見ながらコンソメを足しいれると、美味しいポトフ(煮込みサルシッチャ)の完成です。
【スープ(ミネストローネ風)】
ポトフと同じような要領で、ベースとなるスープを作ります。
コンソメ・ホールトマト缶(またはカットトマト)をいれ、サルシッチャと小口切りにしたお好みの具材(タマネギ・ニンジン・パプリカ・ズッキーニなど)を入れてみてはいかがでしょう?
スープですので、サルシッチャは一口サイズに切ったほうが良いいですね。
サルシッチャからもスパイスのダシがでていますが、更にブラックペッパーやハーブミックスなどを足すとよりイタリア料理感がアップします。
サルシッチャの食べ方(グリル)
【そのままグリル】
サルシッチャをグリルする時に気を付けなければいけないことがあります。
ボイルと同じように高温で調理すると、ケーシングが破れてしまいます。
ですから、フライパンやグリルで調理する時は、先にフォークなどで皮に穴を空けておくと良いですよ。
中温から高温の間で15分程焼けば出来上がります。
何もつけなくても美味しいですが、お好みで岩塩・ケチャップ・マスタードを付けてみるのもいいですね!
サルシッチャの食べ方(具材として)
【ピザ】
サルシッチャを料理の材料として使用する一つ目として、ピザはいかがでしょうか?
パンやピザ生地にトマトベースのソースを塗り、薄切りにしたサルシッチャに、オニオンスライスやピーマンの細切り、プチトマト、チーズを載せればサルシッチャピザの完成です。最後に乾燥バジルを振りかけても美味しいですよ。
【パスタ】
サルシッチャを使ってパスタにするなら、ペペロンチーノやトマトベースのパスタにすると相性バツグンです!
この時サルシッチャは斜め切りをしておくのがおススメです。ニンニクの風味を効かせて色々なパスタを作ってみてくださいね。
【カレー】
サルシッチャをカレーに入れてみるのはどうでしょう。
いつものカレーがスパイスカレーに早変わり!!
いつもの作り方同様、サルシッチャは炒めてから野菜と一緒にに煮込むことで煮崩れしにくくなりますよ。
皆さんもぜひ、スパイシーなサルシッチャカレーに挑戦してみてください!
「本格的にサルシッチャを作ってみたい!」という方。
ケーシング(サルシッチャを包む薄い膜)にも種類が色々ありますので、こちらから調べて購入してみてはいかがでしょうか?
http://www.matsunaga.jp/sausage-casing.html
他にもネット通販サイトYahoo!・楽天・Amazonでも購入できますよ。
サルシッチャの食べ方の始まり・起源は?
『腸詰めの食文化』は古代四大文明の時代に発祥し中世のヨーロッパで発展したといわれています。
十字軍の遠征がきっかけとなり、どうやって肉を少しでも長く美味しく食べられるようにするか!?という、創意工夫から製造方法が定着していったようですね。
『サルシッチャの起源(発祥の地)』は、イタリア南部のバジリカータ州です。
紀元前8世紀ごろからギリシャ文化が伝えられ、かつてルカーニアと呼ばれた地域です。
サルシッチャを他の州では、ルガーニア(ルカーニアのソーセージ)と呼んでいるそうです。
サルシッチャの魅力!食べ方は?肉汁たっぷり美味しい料理方法!のまとめ
『サルシッチャ』とはイタリア発祥の食べ物で、粗びきにした豚ひき肉・塩・ラード・スパイス・ハーブを腸詰めにし、生のままの状態で保存されたものをいいます。
ソーセージとの違い
【サルシッチャ】 粗びきにした挽き肉を腸詰めにした生のままの状態の食べ物。
【ソーセージ】 ペースト状にしたお肉を腸詰めにし、燻製やボイル加工した食べ物。
※本場イタリアでは生食することもありますが、食中毒予防のためにも必ず加熱調理して食べるようにしてくださいね。
サルシッチャの食べ方
【茹でる・煮る】※80℃前後の温度で10分程度ボイル
・そのままボイル:お好みのソースで食べてもgood!
・ポトフ(煮込みサルシッチャ):サルシッチャの旨みだしに野菜の甘みが加わって、間違いなしのやさしい煮込み料理。
・スープ(ミネストローネ風):ホールトマト缶を使用することによって、ミネストローネ風サルシッチャスープの完成!
【グリル】※先にフォークなどで皮に穴を空けておく
・そのままグリル:そのままでも肉汁溢れるグリル。お好みのソースで味変を楽しめます。
【具材として】
・ピザ:他の具材と混ざり合い尚且つサルシッチャの旨みが引き立ち、チーズとの相性もバツグン!
・パスタ:ペペロンチーノやトマトソースと絡めて、ニンニクをアクセントにすれば美味くないわけがない。
・カレー:お肉をサルシッチャに変えることによって、普段のカレーがスパイスの効いたスパイスカレーに大変身!
素材自体に、スパイスやハーブなどでしっかりと味がついているので色々な料理に幅広く取り入れられますよ!
サルシッチャのお肉には一般的に豚肉が使用されていますが、最近では、馬肉を使ったヘルシーなサルシッチャも人気があるようですね。
サルシッチャの起源(発祥の地)はイタリア南部のバジリカータ州です。
古代四大文明の時代に中世のヨーロッパで発展し、十字軍の遠征がきっかけとなり腸詰めの食文化が出来上がりました。
冷蔵庫もない時代、昔の人ならではの知恵をいかした保存食だったのですね。
今では、イタリア料理店では勿論、サルシッチャ専門店が出来るほど人気のある食材となっています。
近くのスーパーではあまり見かけないかもしれませんが、ネット通販サイト、楽天・Amazonでも購入できます。
「本格的にサルシッチャを作ってみたい!」という方。
お肉に、スパイス、ハーブなど、自分のお好みで好きな味のサルシッチャを作ってみたい!と思う方もいらっしゃると思います。
ケーシング(サルシッチャを包む薄い膜)にも種類が色々ありますので、こちらから調べて購入してみてはいかがでしょうか?
http://www.matsunaga.jp/sausage-casing.html
『サルシッチャ』という言葉は知らないという方でも、材料を知れば馴染みのある親しみやすい食べ物ですよね。
「ジューシーなお肉が食べたい!」
そんな時にはぜひ、色々なサルシッチャ料理を作ってみてください。
肉汁が溢れ旨みたっぷりのサルシッチャの魅力に心つかまれること間違いないと思いますよ。