カシューナッツは、お父さんの晩酌のお供や女子のコバラおやつ、中華料理まで幅広い用途で人気のナッツです。
でも、カシューナッツの苗や種を見かけることは、あまりないですよね。カシューナッツの育て方、苗や種の入手方法、栄養成分や美容効果も解説します!
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【カシューナッツの育て方】ベランダ栽培NG?!
香ばしくて、クセがない味で人気のカシューナッツ、おつまみやサラダのトッピング、炒め物など楽しみ方もさまざまです。そんなカシューナッツの育て方を調べてみました。
カシューナッツはベランダ栽培NG?!
ジェリービーンズのような曲線が特徴のカシューナッツ、どんな風に生っているかご存じですか?
実は…木に生るんです!!私は、この記事を書くまで、落花生やじゃがいものように、土の中にできるものだと思っていました…。
カシューナッツがとれるカシューは、海外原産の植物ですが、日本でも育てることが可能です。ただし、常緑高木(じょうりょくこうぼく)で、大きく育つ種類のため、ベランダ栽培には向いていません。
広い場所で育てる場合でも毎年、定期的な剪定をして、育ちすぎた枝を手入れしてあげる必要があります。
カシューナッツの育て方
カシューナッツは、中南米原産の植物、カシュー果実の種子に入っている「仁」の部分です。
ひまわりや梅干しの種を割ると、中に白い実のようなものが入っていますよね。あの部分です。
育てるには原産地に近い気温、20度以上が適温とされています。10度を下回ると育ちが遅くなり、5度を切るとカシュー自体が壊死してしまうため注意しましょう。
土は植木鉢、路地植どちらの場合も、赤玉土に完熟腐葉土をまぜることを推奨されています。p.h6.5が目安です。
種から発芽まで 高さ20cmまで育ったあと カシューは、中南米原産でウルシ科カシューナット属の常緑高木です。そのため、湿気や寒さに弱く、適度に雨がふる熱帯地域や亜熱帯地域を好む植物です。 現地で花が咲くのは11月から3月で、雨が少ない時期に開花します。開花後は、だいたい2ヶ月から3か月で実をつけはじめ完熟します。日本の気候だと、4月下旬から5月ごろに開花することが多いとされています。 季節限定販売ではないため、在庫があれば原則、園芸店などで扱っています。ITANSEやマルシェ青空など、通信販売で扱っている会社もあります。 ただし2022年3月現在、苗も種も販売している園芸店は見つけられず、次の入荷時期も不明とのことでした。参考価格として、種は約2,500円/5粒~、苗は約6,800円~です。 カシューナッツは、カシューの偽果(ぎか)にあたる「カシューアップル」の種子内にある「仁」の部分です。 でも、カシューアップルを実際に見たことがある方は、多くないのではないでしょうか。カシューアップルは、鮮やかなビタミンカラーで洋ナシのような形です。 種子はカシューアップルの下に、縦にぶら下がるようについています。そんなカシューナッツの栄養成分について解説します! 「カシューナッツ」と一般的に呼ばれているのは、種子の中にある「仁」です。仁には、その植物が発芽するための栄養が詰まっており、他の部分よりも栄養分が豊富です。 たんぱく質やビタミンB1、ビタミンK、オレイン酸、葉酸、亜鉛などが含まれています。オレイン酸や亜鉛には、アンチエイジングや肌のターンオーバーなど、美容効果が期待できるとされています。 身体によい栄養素を豊富に含んでいるカシューナッツですが、飽和脂肪酸も多く含まれており、食べすぎると肥満の原因となります。 一日の摂取量は、だいたい10粒(15g)を目安としてください。10粒(15g)で約90kcalとなっており、バナナ約1本分のカロリーと同じです。 カシューアップルの実物は、日本ではなかなかお目にかかりませんが、ベトナムやインドなどでは食べられています。 良く熟した桃のような触感で、南国系フルーツの甘さに加えて、苦みや渋みもある独特な味わいが現地で親しまれているそうです。 品種によって色と形が違っており、黄色の品種はやや細長く、赤色の品種は横に太い形をしています。完熟したカシューアップルの皮は、とても薄く傷みやすいため、生産国内で消費されることが多いのだとか。 海外では、生の果実をそのまま食べるほか、ジャムやチャツネ、ジュースなどの加工食品もあります。 日本だと、楽天市場でカシュージュースの扱いがありました。渋みや苦みが苦手な方は、リンゴジュースとブレンドすると飲みやすくなりますよ。 カシューナッツは生の状態では、カルドールやアナカルディウム酸、アミグダリンなどの毒物が含まれており危険です。 生のカシュー種子や、生カシューナッツが手に入った場合も、絶対にそのまま食べないでください。 なお、カシュー自体がウルシ科の樹木でもあり、種子の殻部分に「ウルシオール」という、触れるとかぶれる成分が多いため注意が必要です。 これらの身体に毒となる成分は、高温で加熱し、成分除去することで食べられるようになります。 日本で市販されている食用のカシューナッツは、天日干しして、加熱乾燥した後にドライローストされています。 ドライロースト後、殻をむいて品質を選別してから出荷されているため、安心してくださいね。 まとめ カシューナッツについて、栄養成分や間食として食べる場合の摂取量、育て方などを紹介しました。 海外原産の植物でもあり、温度管理や日々の水分量など細かい配慮が必要なため、自宅での栽培はちょっと大変かもしれません。 食材としてのカシューナッツ自体は、スーパーやコンビニなど、さまざまな場所で手軽に購入できます。 おいしくて、身体に嬉しい成分が豊富なカシューナッツを、ぜひ生活の中にとりいれてくださいね。
カシューの苗や種子の入手方法
カシューナッツの栄養成分や実について
カシューナッツの栄養成分
栄養分
はたらき
たんぱく質
筋肉や臓器、皮膚などをつくり、ホルモンや酵素など身体の機能調整もおこなう。
ビタミンB1
疲労回復効果が期待できる。
ビタミンK
出血時に血を固めて出血をおさえたり、丈夫な骨作りに必要な成分。
オレイン酸
血液中の、悪玉コレステロールを下げる効果や、抗酸化作用でアンチエイジング効果が期待できる。
葉酸
赤血球の生産を助けて、貧血予防の効果が期待できる「造血ビタミン」とも呼ばれている。妊娠初期の間食に取り入れることで、胎児の発育もフォローする栄養分。
亜鉛
味覚を感じる、味蕾(みらい)細胞を作るときに必要なミネラル。亜鉛が不足すると味を感じにくくなることがある。また、肌のターンオーバーを助ける効果が期待できる。亜鉛は身体に貯められない栄養素のため、こまめな摂取が必要。
カシューナッツのカロリーや摂取量
カシューアップルは食べられる?
カシューナッツは生で食べると毒がある?!
【カシューナッツの育て方】ベランダでは栽培できないってホント?!のまとめ